Stories

MWC、核兵器に反対する声明に署名

2020年8月は、日本の広島と長崎に対する核兵器を用いた攻撃から75周年目となる。「メノナイト世界会議(MWC)」(以下MWC)は、世界中の信仰を土台とする団体と連携して、核兵器禁止条約を批准するよう各国政府に呼びかけを行った、続きを読む

教会の再開に向けて留意すべき12のこと

When stay-at-home guidelines are eased and church doors and sanctuaries reopen, worship and church ministries will, undoubtedly, look different than before the COVID-19 (coronavirus) outbreak. And so it should – so that we continue to keep ourselves... 続きを読む

The Lord came near (日本語)

私は1934年、田舎の禅寺の三女として生まれました。私の父は、曹洞宗の本山である永平寺で厳しい修行を積んだ父でしたので、いつも厳しく、みんなの模範となるように、徳を積むようにしつけました。 床の間には「巧言令色仁少」の掛け軸がかかっていたのを覚えています。私はこのような父の下で道徳的には模範生の如く育ったと思います。父は「お寺はいつも村の人の安らぎの場だよ、三界に家なし」とよく言っていました。それで私には家がないと思いましたので、いつも川や山で遊んでいました。遊び呆けた私に、... 続きを読む

今日および将来における聖書の役割

16世紀、当時もっとも優れた神学者たちの中に、新しい仕方で聖書を読みだした人たちがいました。テキストそのものは変わりませんでしたが、ローマカトリック教会での経験、自らによる聖書研究、そして聖霊の働きにより、彼らは神の恵みや無償で与えられる救いについて、新しい理解を発展させていったのです。 熱意をもって教会を改革しようとした人たちの中に、神学と実践をより徹底的に改革し、新約聖書に描かれるような共同体を取り戻したいと願う人たちがいました。再洗礼派として知られる人たちです。その人たちの多くが、... 続きを読む

過去を覚え、未来を展望する

今年、ドイツのアウグスブルクで行われたメノナイト世界会議の執行委員会で、メンバーとともに旧市街を歩き、再洗礼派のことを学ぶ機会がありました。私たちが立ち寄った大きな家では、1528年のイースターの朝に、不法な会合をしていた88人もの再洗礼派が見つかったそうです。イースターの聖日に逮捕された人々は、追放されたり、拷問されたり、処刑されたりしました。 「今はもう迫害されなくなってよかった」とメンバーの1人がいうと、すぐさまエチオピアの委員が手をあげて「今もある迫害のことを教えてあげようか」... 続きを読む

MWCの財務状況について

メノナイト世界会議を支える献金が、加盟教会団体・各個教会・個人から安定して与えられていることを、私たちは感謝しています。第1期に中核的な活動を支える献金をいただいたものの、収支を充足するために年末の献金に依存する状況は変わりません。献金の大部分が12月に集中する中、将来の献金を見積もることに困難を覚えています。 さらに、MWCでは特定の働きに用いられる基金も設けています。皆さんが、MWCの中核的な活動と併せて、これらの基金をも支えてくださるよう、お願いします。 Please consider... 続きを読む

「私たちをつくり変える聖霊」

ヨエル 2:28 (口語訳、新共同訳は 3:1 )、ミカ 3:8 、使徒 1:8 、 1 コリント 12:13 キリスト教会の歴史を通じて、イエスに従う人々は聖霊の力によってつくり変えられ、新たにされてきました。大きな困難に直面しても、希望をもって耐え忍びました。 こんにち、世界の南側の教会は、聖霊の臨在と力とにとりわけ注意を向けています。メノナイト世界会議のアフリカ地域代表が、2018年の「世界交わりの聖日」の礼拝資料を準備してくれました。 MWC世界交わりの聖日は、あなたの教会の皆さんに、... 続きを読む

編集者よ

聖書を再発見すること、これが宗教改革の始まりであり、その結果でもありました。アナバプティズムもまた、この運動から生まれたのです。聖書が失われていたわけではありませんが、それは普通の人々の手の届かないところにありました。キリスト教徒であると自認する人々でも、自分の生き方について聖書に学ぶべきだとは思わない人が多かったのです。再洗礼派はとりわけ聖書に注意を向けたことで知られており、「聖書を重んじる人々」の異名で呼ばれることすらありました メノナイト世界会議は、アナバプティズムを生み、... 続きを読む

聖書解釈の未来

ヨーロッパでは、「未来」について語るのはあまり愉快なことではありません。経済は危機的で、政治には展望がなく、宗教にも希望をもてる余地があまりありません。世俗化の波が教会を覆いつくし、代わってイスラム教がヨーロッパ大陸の多数派宗教になるという人もいます。ましてや「聖書解釈の」未来を語ろうなど、ほとんど無意味に思われるかもしれません。 聖書を解釈する方法など、もうすでに言いつくされたことだと思う人もいるでしょう。さらには、世俗化のおかげで聖書はすっかり脇へ追いやられてしまい、... 続きを読む

あなたが私の証人?

「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼(バプテスマ)を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」 今年のリニューアル2027(「み言葉により変えられる:アナバプテストの視点で聖書を読む」2017年2月12日ドイツ、アウグスブルクにて開催)では、YAB(ヤング・アナバプテスト)の委員がそれぞれの視点からマタイ28:19-20の聖句を読み解きました。今号の「視点... 続きを読む

積極的な伝道

「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼(バプテスマ)を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」 今年のリニューアル2027(「み言葉により変えられる:アナバプテストの視点で聖書を読む」2017年2月12日ドイツ、アウグスブルクにて開催)では、YAB(ヤング・アナバプテスト)の委員がそれぞれの視点からマタイ28:19-20の聖句を読み解きました。今号の「視点... 続きを読む

組織的な弟子づくり

「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼(バプテスマ)を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」 今年のリニューアル2027(「み言葉により変えられる:アナバプテストの視点で聖書を読む」2017年2月12日ドイツ、アウグスブルクにて開催)では、YAB(ヤング・アナバプテスト)の委員がそれぞれの視点からマタイ28:19-20の聖句を読み解きました。今号の「視点... 続きを読む

招きの再発見

「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼(バプテスマ)を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」 今年のリニューアル2027(「み言葉により変えられる:アナバプテストの視点で聖書を読む」2017年2月12日ドイツ、アウグスブルクにて開催)では、YAB(ヤング・アナバプテスト)の委員がそれぞれの視点からマタイ28:19-20の聖句を読み解きました。今号の「視点... 続きを読む

みんな招かれている

「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼(バプテスマ)を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」 今年のリニューアル2027(「み言葉により変えられる:アナバプテストの視点で聖書を読む」2017年2月12日ドイツ、アウグスブルクにて開催)では、YAB(ヤング・アナバプテスト)の委員がそれぞれの視点からマタイ28:19-20の聖句を読み解きました。今号の「視点... 続きを読む

心の健康が教会に影響するとき

ベンの両親はわけが分からず、ひどく心配になりました。22歳の息子が病院に連れていかれて精神鑑定を受ける、と電話があったのです。 ベンはいたってふつうの子どもでした。聡明で創造性があり、楽しいことが大好きで、人にやさしい子でした。それが、このところ彼らしくないふるまいをするようになったのです。人を激しく責めたり、被害妄想を抱いたり、何日もろくに眠らなかったり。 学校生活がプレッシャーだと不平をいい、先学期の成績はひどいものでした。友だち付き合いをしない理由を「極秘のプロジェクトに携わっているから... 続きを読む

癒しの共同体としての教会

癒しの共同体としての教会 1960年代半ばから、コロンビアでは武力紛争が続いています。子どもを含むおよそ700万人の人々が家を失い、6万人以上の人々が行方不明となり、殺された民間人は60万人近くにもなります。人々は大都市に避難してきて、私たちの教会にたどり着く人もいます。人々はありったけの家財と力強さをもっていますが、同時に多くの悲しみと、コミュニティの喪失と、愛に満ちたはずの神がなさった仕打ちへの疑問を抱えてもいます。正義を渇望し、自分たちを避難に追いやった脅威がここにも及ぶのでは、... 続きを読む

教会と精神医学:その複雑さについて

教会は心の健康をどう考えるべきか? 私たちの精神状態は身体や霊(スピリット)とつながっており、調子を崩すこともあります。今号の「視点」では、世界のアナバプテスト系教会の指導者や健康問題に取り組む人々に、教会が人々の心の健康のために果たす役割について、考えを述べてもらいました。 教会と精神医学:その複雑さについて 精神医学の仕事をしていてもっとも驚かされることの一つは、信仰をもちながらも入院して私たちの治療を受ける人の数が少なくないことです。より正確には、キリスト教徒の数が、ということです。 「... 続きを読む

ストレス管理と心の健康

教会は心の健康をどう考えるべきか? 私たちの精神状態は身体や霊(スピリット)とつながっており、調子を崩すこともあります。今号の「視点」では、世界のアナバプテスト系教会の指導者や健康問題に取り組む人々に、教会が人々の心の健康のために果たす役割について、考えを述べてもらいました。 ストレス管理と心の健康 日本ではストレスが大きな問題になっています。心や身体に不調を覚えると、それはストレスのせいだといわれることがよくあります。ストレスの多くは、職場や家庭、教会における対人関係によるものです。... 続きを読む

全人的な健康

教会は心の健康をどう考えるべきか? 私たちの精神状態は身体や霊(スピリット)とつながっており、調子を崩すこともあります。今号の「視点」では、世界のアナバプテスト系教会の指導者や健康問題に取り組む人々に、教会が人々の心の健康のために果たす役割について、考えを述べてもらいました。 全人的な健康 信仰者の中には、感情や心理にかかわる問題を、信仰がないせいだと考える人が多くいます。そうではありません。確かに、イエスを信じる信仰は、ちょうど私たちの生活のあらゆる部面と同様、... 続きを読む

墓場から芽生えるいのち

タイの大地にアナバプテストの花を咲かせる 「タイは宣教の墓場だ。」タイにやって来た宣教師たちは、何十年もこう言われ続けてきた。しかし、神は別の物語を用意していたようだ。その物語はようやく実を結び、しかもそこにはアナバプテストの姿もあったのだ。 まかれた教会の種 今から201年前、アン・ジャドソン(アメリカ人宣教師アドニラム・ジャドソンの妻)は言葉を習得し、ビルマにいたシャム(タイ)人に福音を伝えた。12年後の1828年、最初のカトリック司祭の渡来から260年たって、... 続きを読む

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